社会人、想像と違った
働き始めて思うのは、いい意味で、想像していた社会人と今の生活にギャップがあること。
学生の頃イメージしてた社会人像は時間もなくてずっと仕事していないといけなくて...とにかく学生のうちにに存分に楽しまなきゃ!と焦ってた。でも一緒に仕事する同期との時間や、仕事しながらたくさんの人と出会い学びを得る日々は案外毎日刺激的だ。あっという間に時が過ぎ、もうすぐ社会人2年目になろうとしている。
「自分を裏切らない」を大事にしたい
私が、仕事だけでなく人生で大切にしていることがある。それは、「自分を裏切らないこと」。
これまでの人生を振り返った時、自分を大きく成長させてくれた機会の前に必ず大きな選択を迫られてきた。 何かに挑戦する時、私は自分自身に起こる変化が怖くて、自分では乗り越えられない壁があるんじゃないかと不安になる。「誰か意見ありませんか?」と先生から教室全体に問いかけられた時や、「一緒にプロジェクトに参加したい人はいないかな?」と上司から聞かれた時、機会に対してワクワクしつつも自分は能力不足なのではないかと不安になる。そんな不安に負けて機会を逃してしまった時、目の前のドキドキがなくなって一瞬ほっとするけれども、その直後に自分を信じることができなかったな、とすごく悲しい気持ちになる。
冷静に考えると「成長機会逃してもったいなかったな。次は逃さないぞ」で終わりでいいのかもしれない。しかし私は自分の可能性を自分が信じることができていない状況に納得できなくて、でもそんな自分を嫌いになりたくなくて、すごく苦しんでしまう。
もしかしたら自分にもできるかもしれない、この挑戦を越えたらまた新しい景色が広がるかもしれない。そんな自分への期待に対して「挑戦することを選ぶ」という行動で向き合うことが大切なのだとこれまでの経験を振り返って強く感じる。だから、迷ったら自分の可能性を信じて挑戦し、自分自身を裏切らないことが私にとって大事な価値観になった。
「立候補中毒」が見せる景色
これは同期が会話の中で何気なく発していた言葉であり、私がとても気に入っている言葉でもある。「何か機会やチャンスが回ってきた時に飛びつかずにはいられないんだよね」と話していた同期。それを聞いた時、きっと彼は自分自身の可能性を常に追求し続けていて、新たな挑戦の先に成長の余地があることを信じているのだということを強く感じた。私も常にそうありたいと、立候補中毒でありたいと、すごく思った。 機会に飛びついてみて、分からないながらに模索して失敗して挫けそうになりながらも必死にしがみつく過程って辛い。でも、辛いからもうやめよう、とはならない。むしろ、「もう後戻りできないし、最後までやるしかない」って思うからこそ歯食いしばって頑張れる。頑張る中でトライアンドエラー重ねて新しい発見を積み重ねた先に見える景色が必ずあって、その景色をアップデートしながら新しい自分に出会うために前に進み続ける自分でありたい。だから私も「立候補中毒」になりたいなと強く思う(笑)。
想いを形にする勇気
私が今働いている会社は、職場の80%が外国籍で成果主義の風潮が強い。一方で風通しも良くてメリハリをつけてチームで働くことができている。やりたいことや挑戦したいことを主張することを良しとしてくれて、実際に主張した願いを叶えようと上層部が積極的に動いてくれる会社。 でも、同じ会社や部署でも人によって得る機会が異なっているのも事実だなって感じることがある。それはきっと「どうせマインド」のせい。
「どうせ要望なんて叶えてもらえない」
「どうせ自分にはできないし他の人がやった方がみんな喜ぶ」
「自分はどうせ女だから男より給料もらえない」
「どうせ結婚したら仕事辞めるし省エネで働く」
というスタンスを「どうせマインド」と勝手ながら呼んでいるのだが(笑)、「どうせマインド」の影響で平等にあるはずの機会を逃している人もいるんじゃないかな、と思う。 そういうスタンスが良い悪いではなく、「もっと貪欲に、わがままに主張してもいいんだよ!」と私は声を大にして言いたい(笑) 仕事が楽しいから、もっと挑戦したいから、もっと経験積んで成長したいから。そういう想いを遠慮や思い込みで押し殺してしまうと自分で機会を逃すし自分の可能性を自分で縮めることになってしまう。 自分が「どうせ」と諦めているだけで、ちょっと勇気を出して、ちょっと希望を持って声を上げてみたら変わる現状って意外とすぐそばにあるのだと思う。だからこそ、自分を信じて挑戦した上でおかれた環境で精一杯頑張ってみることが大切だと思う。 自分が心の底にある伝えたいことを飲み込まず、欲しいと思っているものを我慢せず。自分の可能性を自分が一番信じて行動することで新しい自分に出会ってみませんか。
筆者プロフィール
初めまして!都内のIT企業で働いている22歳女性、yuです。アウトドアスポーツが好きで学生時代は専らサイクリングやトレッキングに没頭していましたが、コロナ後は自宅で本を読んだり家族と会話する時間がとても好きになりました。2020年卒の社会人1年目。
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