9月11日、HerStory Japanは、「海外で働く~4人の女性が語る海外で働く意義からノウハウまで~」を開催致しました。約40名の方にご参加頂き、みんなで「海外で働くこと」についてのイメージと考えを深めました。登壇者からは「まずはあまり考えすぎず、思い切って行ってみることが大事」という心強いメッセージを頂きました。
※イベントの録画はHerStory CommunityのFacebookページで視聴可能です。HerStory Communityは、これまでHSJの活動(イベントへの参加、History Salonへの参加、ブログの寄稿のいずれか)に参加経験のある方で構成されるクローズド・グループです。
登壇者は以下の4名でした。
・オランダに2年間駐在した、公認会計士の田中祥子さん
・米国に1年間・シンガポールに7年間在住の公認会計士/会社取締役の江上志保さん
・新卒でいきなり台湾の現地企業に就職した青野真歩さん
・コロナ禍でのロンドン赴任を経験した藤井恵さん
まずは自己紹介も兼ねて、登壇者がそれぞれの海外ワーク経験についてお話しくださいまし
た。
一人目は田中さん。もともと海外には興味がなかったという田中さんが、会社のプログラムでオランダに駐在し、日本と異なるワーキングカルチャーや価値観に出会った経験を語ってくださいました。また、帰国後はグローバル関係のお仕事も増え、駐在の経験がその後のキャリアに大きく影響しているということが分かりました。
続いて、新卒3年目という早い段階でロンドン駐在した藤井さん。自身のキャリアデベロップメントや、出産・子育てといったライフイベントを見越して早めの駐在を決心しました。コロナ禍で送ったロンドン生活ですが、リモート環境下だからこそ自主性や積極性が育まれたそうです。
3人目は新卒でいきなり台湾で就職した青野さん。日本の就活の姿に疑問を抱いた青野さんは、ボランティアとして参加したイベントで偶然知り合った言語教材制作会社の社長に直談判して、就職が決まったそうです。自分で考え、判断し、動くことの重要さを学んだとお話くださいました。
そして最後は現在もシンガポールに在住の江上さん。海外生活経験もなく飛び込んだ米国滞在から約8年、今ではシンガポール現地企業の取締役を務め、また2人のお子さんも育てています。多くの日本人が苦戦する英語ですが、言語の独学と、ご自身の専門である会計知識を組み合わせることで、仕事で問題なく使えるようになったとお話しくださり、自分の専門・強みをもつことの重要性を教えて頂きました。
パネル・ディスカッション及びQAセッションでは、海外で働くことに対するマインドセットの話から、税制や資産運用の話まで、バラエティに富んだトピックをカバーできました。
海外に渡航する前にやっておくべきこととして、「困ったときに頼れる人や情報源を持って置く」「現地で入手できるもの・できないものを把握しておく」「短期間でもいいので海外経験を持って置く」など具体的なアドバイスも頂きました。
積極的に質問を投稿してくださった参加者の皆さんにも感謝致します!
★イベントのKey Takeaway★
1. 若い時の経験と努力が、夢の実現につながる
若い時は柔軟な考えを持っているから、多くを経験し多くを吸収しよう
国内外での資格や専門性は、重宝されるので、早いうちに獲得しよう
若いうちの経験は長期的なキャリア構築で財産になる
2. 大丈夫、なんとかなる!迷っているなら思い切って日本の外へ一歩を踏み出そう
海外での新たな出会いを通じて、思わぬ形で助けられたり、自分が変われたりする
海外勤務の手段・形式は多様なので、年齢やライフイベントにとわれすぎないで
周囲と繋がり、自分のやりたいことや考えを柔軟に変化させていこう
コロナ禍の今だからこそ、今後、海外で日本の仕事のリモートワークができる可能性の高まりが期待されます。まずは語学・資格取得・情報収集などのを始め、そして思い切って飛び込んでみてください🌐
HerStoryは皆さんが世界への翼を広げられるよう応援しています!
イベントのサマリー、登壇者の言葉などを、HSJインスタグラム(@herstory_japan)で公開していますので、ぜひそちらもご覧ください。
引き続きHSJをよろしくお願い致します!
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